療育に通ったことで、息子の得意分野がわかってきた

3歳4ヶ月の発達が遅い息子を育てています。

3歳を過ぎても、喋ることが出来ていません。現在、発達検査を発達支援センターで受けており、現在診察の順番を待っている状態です。

かかりつけ医からは、自閉症の傾向があると言われています。

知能の遅れに関しては、周りの子どもと比べても遅いと感じています。

息子は、個別の発達支援の療育を週2回受けています。療育の間、息子の様子をじっくり見ることで色々なことがわかってきました。

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療育を受けることでわかる子どものこと

息子の療育は、1回につき1時間ですが、1人にじっくりと関わってくれる支援です。

療育に通い出して3ヶ月ほど経ちました。療育の時間は、母子同室ですが私は基本的には椅子に座ったままで、子どもとスタッフの関わり方を見ています。

ただ見ているだけなのですが、だんだんと息子がどんなことが得意で、どんなことが苦手なのか、少しずつわかってきました。

音が好き・よく聞こえる

言葉をなかなか発しないことから、2歳くらいまでは「耳が聞こえていないのかな?」と思うことがありました。

実際に、親戚からも「耳が聞こえていないんじゃないの?」と言われたこともあります。

耳が聞こえていないのかも・・・と心配していたのですが、療育で音楽療法士の先生がピアノを弾いてくださることがあります。ピアノは電子ピアノです。

そのピアノの音に反応し、息子もピアノを触って音を出すこともあります。電子ピアノの音量のボタンを触って音を大きくしてみたり、小さくしてみたりと色々自分で試したりもしています。

音は聞こえているんだと、わかって、療育の初日にとても安心したのを覚えています。

息子は、ピアノだけでなく、音の出る物が大好きです。

マラカスのような物も大好きですし、タンバリンも好きです。音が無い静かな時はちょっと落ち着かないのか何か音を出そうとすることもあります。

聴覚については、検査したわけではないので、もしかしたら聞こえにくい音があるのかもしれませんが、今のところは問題なく関わることが出来ています。

そして、以外だったことは、大人が聞こえないような小さな音でも聞き取っているということ。

息子は救急車や電車が好きです。

療育の施設の近くに電車が通っているのですが、電車が近づいてくると、すぐにわかるようで、窓の方へ行き、電車が来るのを眺めています。

これは、私やスタッフの方など大人には音が聞こえていない段階から、聞こえているようです。

救急車の音も、遠くで鳴っている音が聞こえるようで(私には聞こえないのですが・・・)息子は、救急車の音が聞こえると人差し指を立てて、来たよ!と合図してくれすのですが、全く救急車の音が聞こえていない段階で、私のところへ来て、指で教えてくれます。

最初は、何かな?と思っていたのですが、この仕草をすると必ず救急車が近づいてきます。

耳はとってもよく聞こえていて、敏感であることがわかりました。

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数字が好き

今まで、療育に通うようになってから、息子は数字見るようになったり、「いち・に・さん・・・」という音もにもよく反応するようになりました。

この意味がわかっているか、どうかはわかりませんが、1が「いち」という発音であるということは、わかっているようです。

数字の形と音が好きなようで、数字の書いてある物を好んで触っていますし、スタッフの方が「いち・に・さん・・・」と言ってくれるような遊びがとても好きです。(例えば石飛びのような遊びが好き)

あまり集中力が続かない息子でも、数字が絡むと少し長く集中することができます。

リズムを取ることに優れている

これは、療育に通ってから「こんなことも出来るんだ!!」とビックリしたことの一つです。

音を出すことが好きだと先ほども書きましたが、それに加えてリズムを取ることが好きです。

音楽療法士の先生が弾いてくれるピアノの音に合わせて、手を叩いてリズムをとっていました。

そのリズムもきちんとあっている・・・。

タンバリンや小さい手持ちの太鼓を持たせると、ビックリするほど上手にリズムをとり続けます。

リズムを取りながら、歩くことも走ることも出来ます。

これは、耳がよく聞こえることと関係しているのかな?なんて勝手に想像しています。

発達検査の診察が終わったら、耳のことも調べてみたいと感じました。

ボールなどを使う遊びには、あまり興味を示さない

音楽はとっても好きな息子ですが、ボールなどを使う遊びには一切興味を示しません。

ボール以外でも風船もイマイチ・・・。

物との距離や空間認識が上手くいっていないのかもしれないのですが、見向きもしません。

相手が風船をポン!と渡してくれても、自分で触ってみようとぜず、落ちていく風船を眺めているだけ(笑)

外で遊びことは、元々好きな息子なのでボール遊びも好きかと思っていましたが、全くでした。

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集中力が短い

自宅で遊んでいる時は、それほど気にしたことは無かったのですが、療育のお部屋の中では、集中力の短さがよくわかります。

自宅では、息子の好きな物が多く置いてあります。好きなことは、遊んでいる時間も長くなりますし、集中しているように見えます。

しかし、療育のお部屋は自分の好きな物ばかりは置いていません。

息子の通っている療育は、遊びや学びを指図されることはありません。息子が興味を示した物に一緒に向き合ってくれるという感じです。

なので、始めてみた物や触る物も沢山あるので、これはなんだ?と触ってみた→すぐ飽きる、という具合で、一つの物になかなか集中することが出来ないようです。

3歳くらいの子どもだと、通常は3分~5分くらいの集中力があるそうです。

そう思うと、息子はいいように言うと切り替えがとても早いです(笑)

絵を描いたりなどの工作は苦手

息子は、クレヨンで何かを描いたり、紙を貼ったり・・・という作業はあまり好きではありません。

少しは興味をしましますが、ちょこっと書いたり貼ったりしたら、すぐに違うところへ行ってしまいます。

自宅でも、あまり工作などには興味を示していませんでしたが、たくさん遊んでくれるスタッフの方と一緒でも、興味がなさそうなので、苦手分野なのだな。と思っています。

唯一、今のところ興味を示しているのは、カード合わせや簡単なパズルです。

手先が器用になると、空間認識がしっかりしてきて、コミュニケーションが上手に取れるようになるそうですので、工作も興味を示してくれると嬉しいのですが・・・なかなか難しそうです。

まとめ

療育は、子どもに刺激を与えることが目的だと思っていました。

もちろん、子どもへのアプローチが第一なのだと思いますが、それ以上に客観的に子どもの様子を観察できて、今はどのような状態なのか知ることが出来ます。

最初は、個別支援は母子同室だし、ちょっと・・・と思っていた時期もありましたが、今では個別でよかった!と思っています。

いつも一緒に生活しているのですが、相手をすることに一生懸命になってしまうので、ちょっと離れた目線で観察できると、色々な発見が自分の中でありました。

息子の状態を知ることで、どのような接し方をすればいいのか少しわかってきたので、自宅での生活も楽になってきました。

まだまだこれから色んな発見ができそうなので、療育に行くことが私の楽しみとなっています。

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