発達支援センターから、ようやく「検査の順番が回ってきました!!」と連絡がありました。
最初に面談してから、半年後のことです。
ようやく受けられた発達検査。医療機関によって検査内容などは様々だとは思いますが、
実際にはどんなことをするのか、受ける前はとても気になったので、ご紹介します。
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発達検査に行ってきました!
今回、発達検査を受けたのは、次男です。
現在、3歳4ヶ月ですが、全く喋りません。
言葉も一語も出ていません。
「あーー!」とか「うー!!」とか、何やら言おうとしている様子はあります。
日常的に接している人であれば、シュチュエーションなどから、「あ、イヤって言ったんだね」などと、言いたいことが少しわかる程度。
親の私がなんとか聞き取れる言葉は、「イヤ」「チガウ」「イタ」ぐらいです。これもハッキリと言えていません。
イヤは、「やーーーー!!」ですし、チガウも「ち」が言えないので、「あう!!あう!」という感じです。「イタ」は、大好きな電車が見えたときに言いますが、これも実際には「あ!」です。
言葉に関しては、本当に何も言えない状態です。
理解度は、ここ1,2ヶ月でグンと、こちらの言うことがわかってきたかな。という感じ。
ただ、なかなかこちらの言うことが耳に入らないようなので、注意を向けるのが難しかったりします。
黙々と自分の世界に入っていることが多いです。
そんな次男が受けた発達検査の内容をご紹介します。
心理士さんによる発達検査
発達支援センターでは、心理士さんによる発達検査でした。
発達支援センター内にある個室に案内されました。
心理士さんは、とても優しい感じの方で、何かさせよう!ということではなく、一緒に遊びながら検査を実施してくれました。
個室に案内され入ってみると、子供用の椅子と机が置いてありました。
心理士さんと対面で座る形になっています。
親は、子どもの斜め後ろに用意された椅子(距離的には子どもと近い)に座っていてもいいし、離れるのを嫌がるようであれば、子どもの横に座っていてもOKでした。
最初はつみきを重ねるところから
部屋に入ると、すでに机に積み木が置いてありました。積み木はそれほど大きい物ではなく、3㎝角くらいの積み木でした。
次男は、すぐに積み木が目に入り、触っていいよとも言われていないのに、すぐさま積み木を触って遊び始めていました・・・。
心理士さんは、「一緒に積み木しようか。」と言って、次男の前に座りました。
それから、「○○くん(次男の名前)、積み木をこうやって積んでみようか~」と心理士さんが少し積む見本を見せていました。
積み木は全部で8個ほどありました。
次男は、5個ほど積み上げて、倒す!!を楽しそうにしていたのですが、心理士さんに「これは?」と促されて、なんとか8個積み上げていました。
8個全部積めるか、どうかを見ているようでした。
8個を積めたら、次は心理士さんが「積み木で車を作ってみようか~」と言って、車のような形に積み木を積んでみせます。
そして、次男にも「○○くんも車を作ってみる?」と促すも、きっと意味がわからなかったのだと思います。特に反応せず、積んでは倒して、積んでは倒して遊んでいました。
積み木で、何か形を作ることは出来ませんでしたが、心理士さんは「そっか~、○○くんは積みたいんだね、じゃぁ次は違うのをしよう!」と、出来なくても、特に何も言われませんでした。
検査チェックにはしっかり書かれているとは思いますが・・・・しつこくさせようとはしませんでした。
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形の認識
積み木の次は、大きい箱が出てきました!
大きさは、そうですね~ビジネスマンが持っているバックくらいの大きさです(わかりにくい!?)。縦30㎝、横50㎝くらいでしょうか。
その箱に、3つ違う形の穴が空いていました。細長い形の穴と、小さい丸の穴と、四角い穴。
それぞれに、あった大きさの積み木を穴に入れるという物です。
これは、次男は得意なので、出来ました。好きな遊びなので、何度も繰り返ししていましたが、2回くらい出来れば、「じゃぁ、次のしようか~」と下げられます。
まだまだ、あれで遊びたかったのにな~・・・という感じでしたが、検査は次へ進みます。
箱の穴に同じ大きさ形の物をはめるという検査の後は、平面で形がわかるか、という検査でした。
丸や三角、四角などの違う図形が書かれた紙を見せられます。そして、子どもには、丸や三角などの形になっている紙を渡されます。
「この形はどれかな?ピッタンこ出来る?」と言われました。
次男は、言葉の理解が出来ないところがあるので、どうしたらいいのか「????」という感じでしたが、心理士さんが見本を見せてくれると、理解したようで、形を合わせるのもクリアしていました。
簡単な図の次は、少し形が小さくなり種類も多くなった紙での検査です。
これは、次男はわからなかったようで、少し眺めて、上手くいかなかったので、そっぽ向いてウロウロしてしまいました。
お絵かき グルグルできる?
ちょっと次男が飽きてきてしまったのを察してくれたのか、「じゃぁ、お絵かきしよう!」と紙と赤い鉛筆を渡してくれました。
心理士さんは、「上手だね~!!グルグル~って出来る?」と一緒になってグルグルと紙に書いてくれましたが、次男は線を書くだけで、グルグル出来ず・・・・いつもは書くのになぁ。
心理士さんも「いつもはグルグル書きますか?」と聞いてくれましたので、正直に家では書いている時もあると答えておきました。
グルグルと円を書けるかどうか、が検査のラインなのでしょう。
この絵は何かな?
お絵かきを少しした後に、いくつかの絵が書いた紙を見せられました。
「車はどれかな?」「犬はわかる?」という感じで、指さし出来るか見ておられました。
次男は、知っている物に偏りがあるので、車と犬しかわかりませんでしたが、なんとか指さしは出来ていました。
ここで、心理士さんから私に、普段も指さしをしているか、こちらの言っていることを理解しているか。などの質問がありました。
次男は、指さしはするようになったのですが、言っていることの理解はシュチュエーションから行動していることもあるので、半分くらいはわかっていると思いますと答えました。
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どこにいるかな?
次は、子どもがだいぶ飽きてきていたので、ウロウロしながらも、なんとか出来た検査になりますが。
小さい犬の人形を、赤と青のカップどちらか一方に入れ、被せます。一つのカップには犬が入っていて、もう一つには何も入っていないという状態です。
「犬をここに入れたよ~」と心理士さんが言って、カップのどちらに入っているか当てる。という検査です。(最初はシャッフルせず)
最初は、カップが2個でしたが、3個に増え、カップをシャッフルしたりしながら、どこにあるかわかるかどうかの検査でした。
これは、以外にもよく見ていて、出来ていました。
心理士さんがしていたのが、楽しそうに見えたようで、途中からは自分で犬をカップで隠して遊んでいました・・・。
子どもが飽きてウロウロしだす
ここまでの検査が終わった頃から、次男はウロウロ・・・
これまでした検査の中で楽しかった物を持ってきて、それで遊ぶという行動に出ていました。
集中力が完全に切れてしまっていたので、心理士さんも「うん。これくらいかな~・・・」と、言って、検査はそれ以上はしませんでした。
検査の後に、私に聞き取りが少しありました。
今、言葉はどれくらい出てきてるか。
人の真似はしているか。
顔などのパーツは理解しているか。(お目はどこかな?と言ったら指しますか?という問いでした)
幼稚園に行くのを嫌がっていないか。などなど
普段の子どもの様子を聞いてくれました。
時間は30分程度
発達検査の時間は、30分程度でした。
予約時には、1時間くらいみておいてください。と言われたのですが、次男は検査があまり出来なかった方だと思うので、短かったのかもしれません。
検査は、簡単なことから、どれくらいのことが出来るか徐々にステップアップして検査していました。
なので、もっと発達が進んでいたら、時間がもう少し延びていたかな。と思います。
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思ったより出来た!
3歳4ヶ月にしては、とってもゆっくりな発達であることは間違いないのですが、思っていた以上に検査が出来ていた!という印象です。
年齢相当の発達結果では無いと思います。でも、検査自体が出来ないかも・・・と思っていたので、いくつかだけでも出来たことに安心しました。
形を合わせる検査でも、出来そうにないなぁ・・・と思ったら出来ていたし、何より心理士さんをきちんと向き合っていられた!!
これに、成長を感じました。
全くの初対面の方との検査なので、コミュニケーションが取れずに終わるのではないかと心配していました。
とても優しくて、出来なくても受け入れてくれる心理士さんだったからかもしれません。
後日に、医師から結果が伝えられる
発達検査が無事に終わりましたが、結果はまだ聞いていません。
後日に、また診察の順番が回ってきたら電話がかかってきます。電話がかかってきたら、診察の予約をして、医師から検査の結果を聞くことになっています。
診察も混み合っているようで、「少し先になると思いますが順番が回ってきたらお電話します。」と言われました。
結果は、すぐに聞くことはできませんが、次男がどの程度理解しているのか、なんとなく私もつかめたので、発達検査を受けてよかったと思っています。
次の診察まで、現在受けている個別の療育を続けていきたいと思います。
結果次第で、他の療育を受けた方がいいのか、など相談していく予定です。