小児科の先生に言われた衝撃の一言「普通の子どもにしたいの?」

先日、かかりつけの小児科の先生と発達障害のある息子のことで話していた時のことです。

先生から言われた一言で、とても考えさせられました。

それは「普通の子どもにしたいの?」という問いです。

お母さん、息子さんを普通にしたいの?

この言葉を言われたのは、息子の耳について話していた時のことです。

息子は耳がとても良いです。しかし良い反面過敏でもあります。

色んな音を嫌がってきましたが、今、息子が一番イヤがっている音はトイレの「ジェットタオル」の音です。

あの音自体が苦手ということもあるかもしれませんが、手をかざすだけで、ものすごい風の音がする不思議な機械に不快感を感じているようです。

そんな音や、耳について過敏に反応しているので、私はもうちょっと慣れるかバランスがよくなってほしいとばかり思っていました。

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耳がいいし、音楽がいいかもしれないね

最初は、こんな話から始まりました。

私たちが聞こえない小さい音でも、息子は聞こえています。

遠くから近づいてくる救急車の音や電車の音、人の歩く足音などとても敏感に感じ取っています。

言葉は喋れませんが、電車が来ることがわかると、そちらをじーっと見ています。この時は、私にはまったく音は聞こえていないし、電車の姿は見えていません。

でも息子には、聞こえているのです。ある一定の間隔後に必ず電車が通ります。

そのような感じで、息子が音にとても敏感であることは様々な様子からみてとれました。

確かに、赤ちゃんの頃から音の鳴るおもちゃがとても好きでした。反面、大きな音が苦手でビクっとしたり、声の大きいおばちゃんがしゃべり出すと号泣したり(おばちゃんごめんなさい!!)していました。

小児科の先生いわく、私たちより状況を把握する力が少ないから、音だけが急に耳に入ってきている感覚なのだそう。

音が出ることがわかっていたり、予測ができれば、それほどビックリしたり泣いたりしないかもしれない、ということです。

もしくは、私たち以上に音が大きく聞こえる感覚があるのかもしれません。

過敏で泣いていたりしますが、過敏ではなく良く聞こえていると、プラスの要素として受け止める必要があると説明されました。

耳はとてもいいから、音楽とかさせると伸びるかもしれないよね!!そんなお話もしました。

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バランスがよくなっていくのですか?

先生と、息子の耳の話をしているときに、私は先生に聞きました「感覚が極端に良かったり、よくなかったりしているようですが、その内バランスがよくなるのですか?」と。

すると先生は、「お母さんは、息子さんを普通の子どもにしたいの?」と聞かれました。

その時、ハッとしました。

普通にしたいのか。これは自分に問いただすとNOです。

普通かどうかではなく、息子の好きなこと得意なことを活かして、生活してほしい。大きくなった時に、その力を存分にいかせるようになってほしいと願っています。

3歳上のお兄ちゃんがいるのですが、そのお兄ちゃんに対して、私は「何か得意なこと、コレだけは出来るんだ!」ということを見つけてほしいな・・・と願っています。

次男(発達障害のある息子)は、今現在それが見つかっているのです。

音が好き、音楽が好き。

この気持ちを伸ばしていってあげることが大切で、止めようとする必要は一切ないのです。

みんなと同じようにお喋りが出来ない、理解が出来ていないことが気になり、バランスよくなってほしい・・・と思っていましたが、そうさせることは、息子の個性を無くしてしまうことにもなるのだとわかりました。

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みんなと同じでなくていい

先生から、「普通にしたいの?」と言われてから、息子への見方が変わりました。

この子は、今のままでも精一杯生きている。

この子にしか出来ないことが、まだまだ秘められているかもしれない!

それを存分に引き出してあげたい。と思うようになりました。

秘められた力で、社会とつながっていけると感じています。

まとめ

親は、子どもに何か得意なことを大きく伸ばして欲しい!!とか、好きなことを見つけてほしいと願っていると思います。

発達障害のある息子は、それがとてもわかりやすいです。

これからも、息子の様子に注目して、どんなことが好きなのか得意なのか見ていきたいと思います。

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