3歳になっても、全く喋らない次男。周りからの反応にも薄く、表情も乏しい状態です。
そんな次男は、個別支援の療育に行くことになりました。
療育と一言にいっても、内容は様々だと思います。通う子どもに合わせて、どのように接するのかしっかりと計画されているからです。
次男の場合は、かかりつけ医に併設されらディサービスなので、主で動いておられるスタッフの方とは顔見知り。
そんなこともあり、スムーズに1時間過ごすことができました。
療育 1回目
療育に通う前には、次男にとって今必要なことはどんなことか、医師から説明されていました。
次男に必要なのは「受け止めてもらった!わかってもらえた!という感覚を積み重ねること」「大人との関わりが大切」ということでした。
この「わかってもらえた!」感覚を感じにくい子がいるそうです。
言葉などを習得していくのは、その後に学んでいくことであって、この感覚を養うのが先決!
そして、先生に「色んな遊びを通して、その感覚を増やしていけば、○○君は問題なくなると思います。」と言われました。
絶対大丈夫!ということでは、もちろんありませんが、次男にどんなことが足りていなかったのか、わかるようになり、私自身とても心が軽くなり、療育に前向きに考えられるようになりました。
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空間は広くて、とても居心地がいいところ
療育に初めて行くので、何するのかな~?とか、親の私がドキドキしていました。
スタッフの方は、メインの方はよく知っているので、その点では安心でした。
療育の部屋は、20畳くらい(たぶん)の広々とした空間で、明るく綺麗でした。部屋には電子ピアノと子どもの高さの机と椅子がありました。
遊ぶ物は、あまり沢山出されていませんでした、バランスボールやお絵かきセットのような物だけです。
遊ぶ物は、沢山あるんだけれど、少しずつ様子を見て出していくということでした。
おもちゃだけに目が行ってしまわないように、人と接することができるようにする配慮なのかなぁと個人的に感じました。
スタッフは3名。言語聴覚士さんと音楽療法士さん、看護師であり保育士でもある方。
個別支援なので、子どもは次男一人です。
一人に対して、3人のスタッフの方が密に関わってくださるので、とてもありがたい!
私は、ただ座って次男の様子やスタッフとのやりとりの様子を見ているだけでOK。
次男は、この空間をスッと受け入れてくれました。
初めての場所や空間によっては、拒否することもあるのですが、特に反応なく入ってくれました。
自由でいられる空間
次男は、まずピアノを弾いている先生のところへ、トコトコと歩いていきました。
先生は、なんとなーくピアノを触って弾いていただけ。何か歌わせようとか特に無いのですが、そこへすっと次男は寄っていきました。
ピアノに座っていたのは、音楽療法士の先生。この先生とは次男は初対面でした。
初対面の人とは、あまり上手くいかないことが多いのですが、この先生は大丈夫でした。
次男がピアノの鍵盤を触って音を出していました。それにそっと寄り添って同じように鍵盤を触ってくれる先生。
ここを押すんだよ。とかそのような声かけは一切ありません。
次男が鍵盤を押したら「音が鳴ったね」「あ、違う音だ」というように、次男の行動が主でした。
しばらく、鍵盤を触ったりした後、部屋の中をウロウロ。
目線は、誰とも合わないように天井を見たり、遠くを眺めたような視線だったりと緊張している様子もみられました。
少しウロウロしたら、またピアノの先生のところへちょっと行って音を出してみる。
そして、また部屋をウロウロ・・・・。これを繰り返していました。
最初は、遠慮気味だった次男も徐々に先生との距離が近くなって、楽しそうにしていました。
次男にとっては、とても自由でいられる空間です。
注意も指示もされないし、自分の好きなように動いて遊べる。親の私の所へ寄ってきても全然OK。
危ないこと以外は、何も言われないし、ただただ次男の行動に寄り添ってくれていました。
療育の時間は、1時間なのですが、あっという間にすぎました。この1時間の間、次男は一度も泣くこともなく、癇癪を起こすこともなく。
初めての空間を、ここはどんな空間なんだろう?と感じとっているような感じでした。
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これからの療育が楽しみに
療育でどんなことをするのか、よくわからなかったので、次男がどんな様子になるか不安でしたが、全て次男に合わせてくれる空間なので、とても安心しました。
幼稚園にも通っていますが、集団となると、やっぱりこうはいきません。
次男のことを受け入れてくださっているので、無理をさせたりということはありませんが、全てが自由にということは難しいです。
「コレはこうだよ!」「違うよ!!」などと言われることがきっと多いはず。
それは、それで集団としての刺激として成長につながっていると感じます。
毎日、幼稚園で頑張っているので、ホッと安らげる場所が出来た感じです。
すんなり子どもが受け入れてくれたので、これからの療育が楽しみです!
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まとめ
想像していた以上に、個別支援はゆったりとした空間が流れていました。
親の私も見ているだけって、どうなんだろう?と思っていましたが、意外にも落ち着いて様子を観察でき、家でもこんな風に接してあげたらいいんだな。と吸収できることも沢山ありました。
今のところ、週に2回(各1時間)通う予定です。
あまり重く受け取らずに、ちょっと遊びに行く~という感覚でいいそうなので、気持ちも楽に通えそうです。